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仮想通貨と世界経済【世界同時株安】
2018年2月6日、恐れていたことがついに起きてしまいました。
2017年、ビットコインの価格と双子のように連動していた日経平均株価が下落を始めたのです。
この日の下げ幅は1500円を超え、売りが売りを呼ぶ展開となりました。大阪の取引所では、取引を一時停止するサーキットブレーカーが発動しましたね。
このことから、投資ジャンルとしてまだ『未熟』な仮想通貨が、先陣を切って真っ先に下落した、と言えます。
なぜ日本の株は下落した?
日本の株価が下落したきっかけですが、前日のアメリカの株式市場の下落の影響を受けたためとされます。
5日のニューヨーク株式市場では、月曜日であったため、先週末の価格と比べると、1175.21ドル安で取引を終えました。この下げ幅は、リーマンショック後に景気が悪化した2008年9月29日の777ドルを大きく上回るものでした。
この影響を受けたのは、日本だけではありません。
世界同時株安が起きている?
世界的に見ても株安が起きています。
↓日経平均株価だけ週足で、他は日足チャート。
チャートがありませんが、中国や韓国といったアジアの株価も下落しています。
資金はどこに流れている?
現物以外は空売りできますが、単純に価格が下がっていないものを見てみると、日本円・石油・金あたりでしょうか。
↓チャートは全て日足です。
日本円は買われ続けそうですね。
日本やアメリカ国内で見ると、リスク回避で安全資産である国債が買われています。
日本やアメリカは景気が悪い?
アメリカはトランプ景気で株価が上がりました。失業率は低くなり、給料も上がっています。アメリカ経済はさらに良くなる可能性があります。
日本は景気が悪いと言っても、世界から見れば十分すぎるほど豊かな国です。麻生財務相は「企業の業績は悪くなっているのか? いや、良くなったんじゃないの?」と言っています。
世界的に見ても、それほどひどく景気が悪くなったから株価が下がったとは思えません。
ですが、今回の世界同時株安をきっかけに世界的に景気が後退する可能性もあります。
仮想通貨の価格はどこまで下落する?
上がり過ぎていた株価は、ようやく調整の動きを見せ始めたばかりです。
これにつられて、仮想通貨の価格はまだ下がるかもしれませんね。
もしくは、そろそろ底固めに入るのかもしれません。
いずれにしても「2月3月は様子を見る」つもりでいた方が良いかもしれません。
特にビットコインでレバレッジトレードをする場合、「ここまで下がったからもう上がるだろう」と勝手に思い込んでポジションを持つのは危険なので止めた方が良いでしょう。上がるも下がるも、チャートの形を見て判断することが賢明です。
また、仮想通貨テザーによるビットコインの価格操作にも注目する必要があるでしょう(詳細はこちらを参考に)。匿名のレポートによると、ビットコインの価格上昇の48.7%は新規テザー発行直後に起きていると指摘しています。
多くの投資家が2020年の東京オリンピックまでにはビットコインは100万円になるだろうと予想していました。つまり、本来であれば、そのような値動きが妥当なのです。
仮に、2017年のビットコインの最高価格が100万円であったと仮定したなら、半値戻しの50万円、あるいは60%の調整で40万円まで下がることで、本来の水準に戻ることになります(※それでも高すぎるくらいですが…)。
仮想通貨の価格はいつになったら上昇する?
2015~2017年、ビットコインや古参アルトコインの価格は5~6月にかけて大きく上昇しています。高騰暴騰爆騰と言っても過言ではありません。
チャートを見て取引している投資家なら、そこを狙ってくる可能性があります。
問題は「いつ仕込むか」ですね。
慎重に判断したいものです。
こちらの記事もよろしければ参考にしてください。
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