仮想通貨の芸能人起用宣伝はどこへ

昨年17年の急激なビットコイン価格の上昇は、人々にその存在を知らせるのに十分でした。その結果、ブームにあやかろうと数多くの仮想通貨が誕生しています。また宣伝材料として、有名人を使ってこれらコインを宣伝する潮流が生まれており、日本の仮想通貨のコマーシャルの多くは有名芸能人が起用されていますね。

ここ数十年にわたり、俳優やミュージシャンは様々なモノやサービスの宣伝に利用されていますが、仮想通貨の拡大に伴い、この業界でもCM等の広告宣伝も拡大されていく傾向にあります。ただし、仮想通貨には賛否がつきもの。今後の芸能人起用はどのように変化していくのでしょうか?

海外では様々な分野のセレブリティが仮想通貨の世界に進出

映画「マトリックス」で有名なハリウッド俳優キアヌ・リーブスは、ダークウェブの混沌とした世界を探るドキュメンタリー「ディープウェブ」のナレーションを務めました。また、世界的に有名なアルゼンチンのサッカー選手リオ・メッシは、ブロックチェーンのハードウェアを生産する企業の宣伝に起用され出演しています。

派手なボクサーとして知られるのフロイド・メイウェザーは昨年イーサリアムベースのICOに参画、ルイス・スアレスも全く同じプロジェクトに関わりました。また、ラッパーの50セントは、14年発売のアルバム「アニマル・アンビション」の支払いをビットコインで受け、700万ドル以上の利益を得たとも言われています。というのも、彼は4年間貯め込んだビットコインを先月現金化し、何百万ドルを見せびらかしていることから発覚しました。
※50セントの件は信憑性が薄いことから事実ではないとの報告もあります。

このように、これらの流れは歌手やスポーツ選手にまで広がっており、アメフトのファンも、NFLのハーフタイムの休憩中にブローカー企業TDアメリトレードによるビットコインを扱った広告に曝されていますし、海外では芸能人もオープンに仮想通貨の取引を公開しているのです。

ただし、セレブリティの中には、ややこしい仮想通貨プロジェクトに関わった人もいます。アメリカの俳優スティーブン・セガールは2018年2月20日にTwitterで、Bitocoiin2Gen(B2G)のブランド大使になったことを発表しました。B2Gはビットコインの第2世代バージョンと謳うイーサリアムベースのICOのようですが、すでに多くの取引所やメディアが同プロジェクトを詐欺と呼んでいるのです。ICOの考え方はとても利益とは異なる方向性からアプローチした新しいものですが、その曖昧さで詐欺に巻き込まれることもありますね。

SNSでは仮想通貨関連の広告が禁止へ

現在、広告塔として多くの有名芸能人が起用されていますが、仮想通貨の世界では多くの詐欺も多発しています。

その一例がビットコネクトです。紹介システムと貸付プログラムによりポンジスキームを行なっていると批判され続けています。同社は1月17日に取引所と貸付プラットフォームを閉鎖し、投資家の中には損失を取り戻すための集団訴訟を起こした人たちもいるようです。

このようなことも背景にあり、Facebookは同ソーシャルメディアプラットフォームでの仮想通貨の広告を全面的に禁止することを発表しています。

というのも、Facebookの言い分は「詐欺師が利益を得ることを難しく」し、仮想通貨やICOを宣伝する怪しい企業からユーザーを守っている、というものでした。世界的SNSで、そのような流れもあり、繊細な部分がぬぐえない仮想通貨、まだまだオープンな宣伝は難しいかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか?日本では剛力彩芽さんやローラと、有名芸能人が広告塔となっています。しかしながら、これからの動きは変わってくるかもしれません。大きなお金が絡んでいる以上、問題や事件が起こりうることは避けられず、芸能人のイメージダウンの危険性も。これからの仮想通貨の広告に関しても注目しておきたいところです。

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