寄稿記事
仮想通貨ビットコイン(BTC)について読者様より寄稿していただきました。
2017年8月現在、高騰し続けるビットコインですがトレーダー様に向け記事を書いていただきました。
目次
ビットコインについてトレーダー向けに徹底解説
ビットコイン長者と呼ばれる億万長者を多数生み出したことで、大儲けできる投資・億万長者になれる投資として、仮想通貨は日本でも高い関心を集めるようになりました。
バブルが弾けて以降の日本は、銀行に預金しても金利は無いに等しいほど低く、株やFXは資金を大きく減らすハイリスクな資産運用ですから、比較的ローリスクでありながらハイリターンが期待できる仮想通貨売買は投資家たちから熱い注目を集めることになったのです。
2017年は仮想通貨元年と呼ばれるほどで、あまりに稼いでしまったために慌てて確定申告の方法や節税対策など、税金に関する情報を探す投資家も多くいました。
それまで「仮想通貨って何だか詐欺みたい」と思っていた方たちも、豪快に稼ぐ投資家たちの様子をネットやニュースなどで見て次第に仮想通貨トレードに興味を持ち始めます。
とは言え、投資としてはまだ歴史の浅い仮想通貨トレードですし、投資は仮想通貨が初めてという方もたくさんいます。
そこで今回は、トレーダー目線中心でビットコインを深く掘り下げてみます。
※この記事では特に記載がない場合、2017年8月時点での情報となります。
ビットコインとは:仮想通貨としての特徴
仮想通貨第1号のビットコインは始まりの仮想通貨でもあり、2009年1月3日にこの世に誕生して以降トップに君臨し続ける存在です。
ビットコインの通貨としての最大の特徴は、ブロックチェーン、あるいは分散型台帳・分散型ネットワークと呼ばれる技術になります。
ハッシュ化(復元不可能な高度に暗号化)されたビットコインの取引データは記録領域であるブロックに延々と…まるでチェーンのように記録され続け、それをファイル共有ソフトで有名なP2Pを利用して世界中のコンピューターが共有保存しています。
取引データを不正に書き換えるには、世界中に散らばって保存されているすべてのデータを破壊する必要があるため、実現は不可能とされます。
これがブロックチェーン技術と呼ばれ、管理者が存在しなくても(監視しなくても)成り立つ無国籍通貨であることを可能にしています。
ビットコインとは:投資対象としての特徴
マーケットから見えるビットコインの特徴ですが、価格(Price)・時価総額(MarketCap)・出来高(Volume)は常にトップを維持しています。
この3つはほとんどのトレーダーが注目する投資の判断材料なので、すべてがトップであるビットコインの存在の大きさ・価値の高さが良く分かります。
一時 1BTC=50万円 の過去最高価格をつけたこともあり、価格の面ではアルトコインと圧倒的な差があります。
2017年12月8日 追記
ビットコインの価格が220万円を更新!!
ですがもっと慎重に注目すべきは、時価総額でイーサリアムが半分近くまで迫っている点や、出来高ではイーサリアムやリップルなどが真下に迫る勢いを見せている点です。
この事でわかるように、以前は独走状態だったビットコインも、仮想通貨全体の認知度が上がり、アルトコインの評価が高まるにつれて(これ自体は喜ばしいことですが)、絶対王者とは呼べなくなりつつあります。
他の特徴として、ビットコインはアルトコインを購入する際に取引所で最も多く使われる仮想通貨になります。
「XRP/BTC」「NEO/BTC」「BCC/BTC」「ETH/BTC」などの取引ですね。
メジャーなアルトコインは日本の取引所で日本円でも購入できますが、マイナーなアルトコインは海外の取引所でビットコインを利用することもあるのです。
ビットコインが売買できる取引所
ビットコインを購入する・トレードするには仮想通貨取引所で口座を開設する必要があります。
一般的には口座開設費も口座維持費もかかりません。
日本でオススメできる取引所は、ビットフライヤー(bitFlyle)・ザイフ(Zaif)です。
ビットコインは現物取引の他に、レバレッジ取引ができるので、少ない資金で大きな利益を出せるため、安値で買って高値で売るアルトコインとは別の稼ぎ方ができます。
チャート分析やテクニカル分析も大切ですが、今のところファンダメンタル分析が強くマーケットに反映されるので、まめにネットで情報収集することが大切になってきます。
海外では、Bittrex・Poloniex・Binanceあたりが大手取引所となるでしょう。
最大手のBittrexでは、購入できる200種類近いアルトコインのほとんどはビットコインで購入することになるので、まず日本の取引所でビットコインを購入してからBittrexに送金する必要があります。
過去ビットコインの価格が上昇したイベントや出来事
ビットコインのチャートを見ていると、急騰する場面がありますが、それぞれどのような理由があったのか見てみましょう。
2013年10月1日
ビットコインを悪用して違法な薬物売買をしていたオンラインブラックマーケット「シルクロード」の運営者が逮捕されましたが、ビットコインはその価値を下げるどころか知名度の上昇とともに価格も上昇しました。
2013年12月4日
NHKでビットコインの特集が放送され、日本人の多くがその存在を知ることになり、2ヵ月前から上昇していた価格は、翌日、この時点で過去最高値を更新します。
(この直後、中国政府がビットコインの取引を禁止した影響で、価格は下落し、その後長く横ばいの期間が続きます)
2016年5月2~4日
NYで大規模な仮想通貨会議コンセンサス2016が開催されると、その後の価格は少しずつ上昇します。
2016年7月9日
2回目の半減期を迎えると、直後少し値を下げるものの、すぐに持ち直し上昇を続けました。
半減期とは、マイニング(採掘)と呼ばれる作業で得られる報酬量が、約4年に1回のペースで半減するルールです。
2017年5月22日~24日
NYで大規模な仮想通貨会議コンセンサス2017が開催されましたが、開催1ヶ月前から仮想通貨への期待が高まり価格はかつてないほど急騰し、開催後も1ヶ月近く価格が急騰し続けるという異常な事態となりました。
2017年7月23日
「SegWit2x」によりソフトフォークが実行され、価格が上昇します。
2017年8月1日
中国の大手マイナー勢によるハードフォークが行われ、ビットコインキャッシュが誕生し、問題なく分裂が終了したことへの安心感からか、話題になったことで注目を集めて取引量が増えたからなのか、ビットコインの価格が上昇しました。
ビットコインの将来性
日本におけるビットコインの取引量は、世界全体でみると40%を占めます。
非常に人気がある仮想通貨ですが、これから先、投資をしていくうえでビットコインはどうなるのか気になりますね。
ビットコインの今後について掘り下げてみましょう。
ビットコイン人気を支える理由のひとつに、ブロックチェーン技術が挙げられます。
ブロックチェーン技術を通貨以外の場面で利用する動きが出ていますが、これは「ブロックチェーン3.0」と呼ばれ、医療や教育、企業の開発などに役立てようとするものです。
ソニー株式会社は教育分野で活用するため開発を進めています。
トヨタ自動車株式会社はブロックチェーン技術のひとつであるイーサリアムを自動運転車の開発に利用するため研究しています。
積水ハウス株式会社は不動産分野での利用を進めています。
これからも多くの企業がブロックチェーン技術を活用していくのは十分考えられますし、そのたびにビットコインの名前が挙がるでしょう。
この世には多くの仮想通貨が産まれては消えていきますが、ビットコインの将来性に関してはまだまだ期待が持てると言えます。
ビットコインに関連する今後のイベント
仮想通貨は今のところファンダメンタル分析できる材料に乏しいマーケットですが、分かっている限り紹介します。
2017年11月
ビットコインはSegWit2xの計画に基づきハードフォークを行う予定ですが、ここでも反対派と衝突が起きそうな予感です。
2018年5月
NYで大規模な仮想通貨会議コンセンサス2018が開催される予定で、前回よりも大規模なイベントになるため、期待も高まると思われます。
2020年
3回目の半減期・東京オリンピック
3回目の半減期がもし予測通り2020年になれば、ビットコインの需要が増えると予想される東京オリンピックの開催と重なり、期待も高まるでしょう。
ビットコインのメリットとデメリット
ビットコインのメリット・デメリットについては下記でまとめています。
[st-card id=748]ビットコインを無料でもらう方法
ビットコインを無料でもらう方法は下記でまとめています。
[st-card id=587]ビットコインの価格は今後どこまで上がる?
ビットコインの価格は今後どこまで上がるのかアンケートを取っています。
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ビットコインの購入方法は下記でまとめています。
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ビットコインが使える店舗は下記でまとめています。
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ビットコインのATMが設置されてある場所は以下でまとめています。
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ビットコインの両替所は以下でまとめています。
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