仮想通貨取引所「リップルトレードジャパン(RTJ)」の代表が詐欺容疑で今日(10/18)、警視庁サイバー犯罪対策課に逮捕されました。
取引所の摘発は全国初。
リップルトレードジャパンは、2014年5月に設立された静岡県浜松市にあるリップルの取引所でした。
ところが竹中容疑者は顧客の預金を勝手に使い込んだようで、2014年末には取引所の資金はすでに底をつき、すでに破たん状態にありました。
にも関わらず、リップルと交換できる「IOU(電子借用証書)」を発行、顧客から資金をだまし取ったとされます。
被害者は40人以上とも、被害総額は2千万円以上とも言われています。
さらに竹中容疑者は自分宛てにIOUを発行、1億円以上を不正に受け取ったとも報じられています。
IOUとは?
IOUとは、超簡単に言えばトークンで、トークンには色々な意味があり、この場合…
IOUは「私はあなたに借りている」という意味なので、IOUのトークンは発行した人にお金を貸して、その代わりに受け取った“換金可能なトークン”…となります。
そしてこのIOUの仕組みを持つのがリップル。
竹中容疑者はこの仕組みを利用して、自社でIOUを発行しました。
リップルは詐欺通貨ではありません
いくつかの記事でリップルが悪い(詐欺)のように書かれていますが、この件は決して仮想通貨「リップル」が悪いわけではなく、悪用された形になります。
リップルに興味がある方は、似たような詐欺に遭わないよう注意しましょう!