Satoshi
クリプト博士
今回は「仮想通貨イーサリアム(ETH)の今後・将来の価格予想」について徹底解説していきます。
時価総額「2位」で今非常に注目を集めている仮想通貨イーサリアム。
「Dapps」というアプリケーションを構築することができるのですが、システムの難しさゆえに、なかなかイーサリアムについて理解できていない方も多いのではないでしょうか。
そんな方のために、今回は「仮想通貨イーサリアム(ETH)についての特徴・今後の将来性・価格予想」まで、初心者の方でもわかるように解説していきます!
- イーサリアムは「時価総額2位」の仮想通貨であり、アプリケーションを作成するプラットフォーム
- イーサリアムを利用すれば「Dapps(分散型アプリ)」を作成することが可能なので、投資家や企業が注目を集めている
- 3段階目のアップデート「メトロポリス」まで完了しており、最終アップデート「セレニティ」では価格高騰が期待できる
- EEA(イーサリアム企業連合)には、既に「500以上」の企業が加盟しており、信頼性も抜群。
- イーサリアムを購入するなら、価格が安定して推移している今のうちがオススメ。
- イーサリアムをこれから購入するなら、アプリが圧倒的に使いやすくて安全性が高い「Coincheck(コインチェック)」を利用するのが最もオススメ!

目次
そもそもイーサリアム(ETH)って?
通貨名(通貨略称) | イーサリアム(ETH) |
開発者 | Vitalik Buterin |
発行上限 | なし |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Work |
用途 | アプリケーション開発・ICO・自動契約など |
時価総額 | 2位(2019年5月時点) |
イーサリアムは、ビットコインに次いで「時価総額2位」に君臨している仮想通貨です。
技術的に優れており、その用途は「分散型アプリケーション(Dapps)開発」や「ICOトークン発行」など様々です!
ビットコインなどとは大きく用途が異なりますので、まずは「他の仮想通貨との違い」をしっかりと抑えておきましょう。
イーサリアムは「通貨」「プラットフォーム」の2つの意味合いを持つ
【イーサリアム②@仮想通貨】
イーサリアムは、ブロックチェーンが非常に柔軟に作られており、アプリケーション作成を主にするプラットフォームである。。#イーサリアム— さとしぃ (@satoshii_oko) May 8, 2019
一口に「イーサリアム」と言いましても、実はイーサリアムは「通貨」と「プラットフォーム」の2つの意味合いを持っているんです!
この2つを混同してしまう方が非常に多いので、しっかりと区別して理解しましょう。
- 「イーサリアム」・・・アプリケーションを作るためのプラットフォーム
- 「仮想通貨イーサリアム(ETH)」・・・イーサリアム内で使用される通貨
中央集権的な体制をとらないアプリケーション「Dapps」を開発するためのプラットフォームが「イーサリアム」でして、その中で使用されるのが「仮想通貨イーサリアム(ETH)」になります。
よく「イーサリアムが上がってる…!」なんてことを耳にしますが、それに関しては「仮想通貨イーサリアム(ETH)」のことを表しています。
「ビットコイン(BTC)」と「イーサリアム(ETH)」の違い
イーサリアムは、仮想通貨の先駆け的な存在である「ビットコイン(BTC)」と比較されがち。
そもそも「通貨の用途」が異なるため、ビットコインとイーサリアムは根本的に特徴が異なっているんです。
- ビットコイン(BTC)→決済用
- イーサリアム(ETH)→アプリケーション開発・ICO利用・自動契約などなど
ビットコインは「円」「ドル」などと同様に決済用通貨として使用されますが、仮想通貨イーサリアムは「イーサリアムのプラットフォーム内で使用される通貨」になります。
また、イーサリアムはビットコインと比較すると「技術的」に非常に優れた機能を搭載しています。
- スマートコントラクト(自動契約技術)
- ERC20トークンの発行(ICO用トークン)
- Dapps(分散型アプリケーション)の開発
いずれの機能もイーサリアムには搭載されており、ビットコインには搭載されていません。

イーサリアム(ETH)の持つ優れた特徴
イーサリアムには、ビットコインにすらないような技術的に優れた特徴が、たくさん備わっています。
イーサリアムのもつ優れた特徴は、主に以下の3つになります。
- スマートコントラクトを実装している
- 分散型アプリケーション(Dapps)を開発する
- 「ERC20トークン」を発行することができる
これらが、イーサリアム(ETH)の核となる特徴です。
それぞれみていきましょう!
イーサリアム(ETH)の特徴① スマートコントラクト(自動契約技術)
堀江貴文の「仮想通貨の今後」
・ビットコインは送り主(片方)の署名があればOK
・双方の記録をできるようにしたのがイーサリアム(契約:スマートコントラクトで役立つ
・これで全ての契約をデジタル化でき、コスト削減
・法人もブロックチェーン上に作る時代https://t.co/2dgnVHkAqG @takapon_jp pic.twitter.com/FV4LWNzzV4— タク@プロブロガー&投資家 (@TwinTKchan) January 24, 2018
イーサリアムの最も大きな特徴は「スマートコントラクト(自動契約技術)」を導入している点です。
これまで手動でやっていた様々な契約を、ブロックチェーンを用いて自動で行う技術のこと。
「金融」「不動産」など、様々な分野で「契約」という行程は必要不可欠です。
これまでは人間の手を用いて様々な「契約」を行ってきていましたが、イーサリアムのもつ「スマートコントラクト」という技術を用いれば、契約を自動化することができるんです!
イーサリアムのスマートコントラクトでは、契約情報を事前に「ブロックチェーン上」にプログラミングしておき、契約条件が満たされると、自動的に契約が執行されます。
ブロックチェーンは「ビットコイン」など仮想通貨全般に使用されている技術でして、「改ざんすることが不可能」という性質を持っているため、スマートコントラクトとの相性は抜群です。
スマートコントラクトは「自動販売機」のシステムとよく似ています。
自動販売機では「お金を入れ、ボタンを押し、商品が出てくる」というステップを踏みます。
これらの3つの行動が行われた時、人を介さずに自動で契約が交わされます。
さらに、自動販売機の取引では「契約書」が存在していないので、非常にイーサリアムの「スマートコントラクト」に似通っているのです!
イーサリアム(ETH)の特徴② 分散型アプリケーション(Dapps)の開発
イーサリアム上のdAppsの4月の取引量(ETH)が過去最高に https://t.co/LMGqrok0NR pic.twitter.com/mrhY6V0rtV
— バーチャルコインJAPAN公式アカウント (@virtualcoinjp) May 8, 2019
イーサリアムのプラットフォーム上では「分散型アプリケーション(Dapps)」を開発することができます。
中央管理者を持たないアプリケーションのこと。
現在インターネット上にリリースされているアプリケーションのほとんどには「中央管理者」が存在しています。
例えば、仮想通貨を購入する際の「仮想通貨取引所」も、運営側が「中央管理者」として機能しており、顧客の個人情報や資金などを管理しています。
このような中央集権的なシステムを用いている場合、内部での不正や、内部へのハッキングがあった場合、顧客データが流出してしまうような重大な事態に発展してしまう可能性があります。
一方、イーサリアムを用いて作ることができる分散型アプリケーション(Dapps)は「非中央集権」という体制を取っていますので、中央管理者が存在しません。
利用者がシステムを監視しあうことで安全性が担保されていますので、中央集権型よりもより安全・より公正なシステムを構築することができるんです!
#BREAKING: #Blockchain #NewsUpdate : "Crypto Can Help Starving Artists Survive the Spotify Revolution" https://t.co/wEX3LmebQC via #CCN (#Crypto #Coins #News) #Fintech #DApps #DLT #Crypto #Cryptocurrency
— Sébastien DiMichele (@DisruptiveSeb) March 2, 2019
実際に分散型アプリケーション(Dapps)を導入する企業も増えており、スウェーデンの音楽ストリーミングサービス会社「Spotify(スポティファイ)」もその一つ。
アプリケーション全体が「Dapps」というわけではないですが、機能の一部に分散化の機能が実装されています。
ブロックチェーン上で「楽曲のダウンロード回数・再生回数・購入数」などをプログラムすることで、手動での著作権管理の手間を省くというシステムになります。
ブロックチェーン上に記録されているデータに関しては、システムの利用者全員が閲覧することができるので、今までよりも透明度の高いシステム管理が実現します!
「Spotify」が導入しているDappsの機能は、音楽ストリーミングサービスのシステムを一新する可能性を秘めているんです!
イーサリアム(ETH)の特徴③ 「ERC20トークン」を発行可能
イーサリアムのプラットフォームを用いることで、資金調達(ICO)などを行う際の「トークン」を容易に発行することが可能になります。
イーサリアムには「ERC20」というトークンプラットフォームが存在しており、ERC20を利用することによって、トークンを容易に発行することができます。
イーサリアムを用いたトークンの規格。最低限必要な機能・情報などがあらかじめ基準化されているため、かんたんにトークンを作成することが可能になる。
ERC20というあらかじめ定められた規格があることにより、開発者の「1からトークンを開発する」という手間が省けます。
さらに「イーサリアム」のプラットフォーム上で開発されているため、取引所側からしても信頼度が高く、上場しやすいというメリットもあります!
つまり、ICO(資金調達)によって新規トークンが開発されるほど、イーサリアムの需要は高まり、イーサリアムのプラットフォーム内で使用される「仮想通貨イーサリアム(ETH)」の価値も上昇する可能性があるんです!

イーサリアム(ETH)の今後の将来性
最終アップデートを控えているイーサリアムですが、たくさんの企業・投資家からも支持を得ていまして、非常に将来性があります。
「イーサリアム(ETH)が持っている今後の将来性」について、さらに詳しく見ていきましょう!
イーサリアムの今後の将来性① イーサリアム企業連合(EEA)
「イーサリアム企業連合(EEA・Enterprise Ethereum Alliance)」は、イーサリアムを企業向けに活用することを目的とした団体です。
イーサリアム企業連合(EEA)には既に「500以上」の企業が加盟しており、誰もが知っているような有名企業の名前も見受けられます。
- TOYOTA
- KDDI
- NTT
- マイクロソフト
- JPモルガン
日本国内だけでなく、海外の超大手有名企業も「イーサリアム企業連合(EEA)」に加盟しています。
「500以上」の有名企業からの信頼を得ているので、イーサリアムのもつ将来性の高さを伺うことができますね!
イーサリアムの今後の将来性② ICOの活発化による需要増加
先ほども述べた通り、イーサリアム上の「ERC20」を用いれば、ICOトークンをかんたんに作成することが可能。
つまり、ICO(資金調達)が盛んに行われれば、プラットフォーム内で用いられる「仮想通貨イーサリアム(ETH)」の価格も上昇することが大いに考えられます!
仮想通貨バブル期に「ICO」が流行し、たくさんの通貨が新規発行されましたが、目的や中身のない通貨も大量に発行されていました。
そのために「ICO」に対しての悪いイメージが定着してしまい、現在のICO市場は盛り下がっています。
これから「ICO市場の動向」はイーサリアムの価格を左右する要因にもなりますので、しっかりチェックしておきましょうね!
イーサリアムの今後の将来性③ インフルエンサーからの支持
特に大きいのは、イーサリアムはトークンが豊富で、しかもDEX関連の技術が確立されている点。後発でブロックチェーンインフラを取ろうとすると、トークンを新規発行してくれるプロジェクトを集めるのが大きな課題になる。
— イケハヤ社長@ホワイト企業作り (@IHayato) May 30, 2018
学べば学ぶほど、イーサリアムの経済圏は盤石に成長していくように思える。
NEM、EOS、ICON、WAVES、Dfinityなどなどの競合プレーヤーもいるけれど、イーサリアムは圧倒的なスピードで引き離している印象。— イケハヤ社長@ホワイト企業作り (@IHayato) May 30, 2018
イーサリアムは、影響力のある「仮想通貨インフルエンサー」からも支持を集めています。
ブロガーでかつ「数千万円」という大金を仮想通貨トレードで儲けたことのある「イケダハヤト(イケハヤ)さん」は、「ブロックチェーンならイーサリアムが最強」とまで発言しています。
トークンを新規発行するプラットフォームなら、やはり「イーサリアム」はダントツで優れているようです。
イーサリアム(ETH)の今後の価格予想
続いて「イーサリアムの今後の価格予想」について見ていきましょう!
注目されている仮想通貨なだけあり、数多くの投資家・企業が「イーサリアムの価格予想」を行なっています。
将来価格を100%予想することは不可能ですが、投資家の予想を参考にしつつ、ある程度の予測を行うことは可能です!
イーサリアムの今後の価格予想① ヴィタリック・ブテリン氏
> 次期アップグレード「セレニティ」がネットワーク速度を大幅に向上させ、イーサリアムのスケーラビリティキャパシティは1000倍にまで達するだろうと発言している
>ブテリン氏はセレニティにより、ETHの価格は急騰すると考えているhttps://t.co/l4VKkehi55
— HEAVENSWARD (@HEAVENSWARD2) November 1, 2018
イーサリアムの開発者であるヴィタリック・ブテリン氏は、「最終アップデートのセレニティで、イーサリアムの価格は急上昇するだろう」という発言をしています。
最終アップデートのセレニティでは、イーサリアムのスケーラビリティキャパシティが1000倍までに達することが予定されています。
そしてコンセンサスアルゴリズムが「PoW」から「PoS」に変更されることによって、マイニングによって無駄な電力を消費する必要がなくなり、効率化されます。
さらに「スケーラビリティ問題」解決するために、ブロック承認を分割して行う「シャーディング」という技術も導入されます。
ですので、ブテリン氏発言した通り「セレニティでの大幅な価格上昇」は大いに期待することができます!
イーサリアムの今後の価格予想② マイケル・ノボグラッツ氏
その中でも気になったニュースは、
Galaxy Digital社のCEO、マイケルノボグラッツ氏が機関投資家がカストディや先物取引などの発展を通して仮想通貨市場に「今後6ヶ月から1年をかけて参入してくる」と予想した事かな。
まだ目が離せない業界です。
— アノ5マス📈FX講師 (@FX_Ano5mous) February 14, 2019
仮想通貨投資銀行「ギャラクシー・デジタル」のCEOであるマイケル・ノボグラッツ氏は、「これからアップデートが順調に進んでいけば、イーサリアムの価格は1,500ドル(約16万円)を突破するだろう」と発言しています。
ノボグラッツ氏はアメリカの金融グループ「ゴールドマンサックス」でのキャリア経験がある人物です。
イーサリアムの最高値が「1ETH=16万円前後(2018年1月)」ですので、将来的に16万円に達する可能性は十分に考えられます。
イーサリアムのアップデートも順調に進んでおり、残すは「セレニティ」のみですので、価格が上がっていく可能性は高いのではないでしょうか?
イーサリアムの今後の価格予想③ ジョゼフ・ラッキンスキー氏
イギリスの大手通信社「ロイター」の技術者として有名なジョセフ・ラッキンスキー氏は、「2019年末までに1ETH=13万円ほどまで価格上昇する」という発言をしています。
2019年5月時点でのイーサリアムの価格は「1ETH=18,000円前後」ですので、ジョセフ氏の予想が当たるとすれば、これから年末までに「約7倍」の価格上昇を果たすことになります。
「1ETH=13万円」という価格はイーサリアムのこれまでの最高値よりも低い価格ですので、十分にありえる価格予想ですね!
イーサリアムの今後の価格予想④ webbot(ウェブボット)
Webbotの予想だと、3月は「イーサリアム(ETH)」が上がるらしいので、イーサリアムを希望します!
— ルーレット🕶roulette (@roulette_jp) February 21, 2018
ウェブボットは、マイクロソフトの社員によって開発された「情報収集・価格予想プログラム」になります。
これまでの様々な仮想通貨の「将来価格」を的中させてきた経験がありますので、信ぴょう性は非常に高いです。
webbotは「2019年にイーサリアムの価格は乱高下するだろう」という予想を行なっています!
ボラティリティ(値動きの幅)が大きくなれば価格変動も非常に激しいのですが、その分大きく利益を得れる可能性もありますね。
価格の変動が激しい場合は、イーサリアムの価格が下がりきった時に購入するようにしましょう。
イーサリアムの今後の価格予想⑤ Nigel Green氏
コンサルティング会社「de Vere」のCEOであるナイジェル・グリーン氏は、「イーサリアムは2019年に2,500ドル(約27万円)以上になる」と発言しています。
イーサリアムの最高値が「1ETH=16万前後」ということを考慮すると、かなり強気な価格予想であることが分かりますね。
多くの専門家の方が口を揃えて「2019年末にかけてイーサリアムの価格は上昇する」という発言をしているので、この1年で価格上昇する可能性は高そうですね!
イーサリアムの今後の価格予想⑥ イケダハヤト(イケハヤ)氏
今さらスマホなし、SNSなしの社会に戻れないように、ぼくらはもう仮想通貨とブロックチェーンなしの社会には戻れない。
2020年までには、この意味がよくわかるようになりますよ。イーサリアムとかNEMが禁止されたら、社会回らなくなるはず。無論、禁止しようがないのだけれど。— イケハヤ社長@ホワイト企業作り (@IHayato) December 27, 2017
ブロガー兼アフィリエイターの「イケダハヤト(イケハヤ)氏」は、イーサリアムの今後について前向きな姿勢を示しています。
明確な価格予想は行なっていないものの、イーサリアムのような「インフラ系仮想通貨は強い」と発言しています。
イケハヤ氏自身も「価格が落ちている時が買い増しどき、毎日1ETHずつ購入しています」とブログで発言しています!
やはりイーサリアムを購入するなら、価格が「1ETH=18,000円前後」で推移している今が圧倒的チャンスなようですね。
イーサリアムの今後予定しているロードマップ
続いて、イーサリアムが今度予定している「ロードマップ」について確認していきましょう。
イーサリアムが完全形態になるまでの行程表・計画進行表のようなもの。
主要なロードマップとしてあげられるのが、イーサリアムの「4段階のアップデート」になります。
イーサリアムは完成するまでに、以下の「4つ」のアップデートを予定しています。
- フロンティア(Frontier)
- ホームステッド(Homestead)
- メトロポリス(Metropolis)
- セレニティ(Serenity)
2019年5月現在、3段階目のアップデート「メトロポリス」まで完了しており、残すは最終アップデートである「セレニティ」のみとなっています。
それぞれのアップデート内容について、詳しく見ていきましょう。
アップデート1段階目:フロンティア(Frontier)
イーサリアムの最初のアップデートである「フロンティア」は、2015年7月に行われました。
フロンティアのアップデートが行われたことにより、テスト環境のみで動作していたイーサリアムを開発者向けに解放し、実際にコードを書くことが可能になりました。
実際にコードは書けるもののまだテスト版でしたので、発生したバグに関しては、すぐに修正できるようにプログラミングされていました。
アップデート2段階目:ホームステッド(Homestead)
2段階目のアップデートである「ホームステッド」は、2016年3月に行われました。
「フロンティア」のアップデートで大きなバグが見つからなかったため、さらなるバージョンアップが行われました。
- イーサリアムの手数料である「GAS」のコストを調整
- 署名検証の厳格化
- マイニング難易度調整のアルゴリズムを変更
- オペコードの追加
アップデート3段階目:メトロポリス(Metropolis)
イーサリアム(ETH)のハードフォーク計画
3回目のアップデート『メトロポリス』が稼動・実装されることで、イーサリアムプラットフォームは大きく前進します。このプラットフォームを採用するプロジェクトはさらに増えるでしょう。https://t.co/Vyg57MhSM1
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) September 21, 2017
イーサリアムの3段階目のアップデートである「メトロポリス」は、大きく以下の2つに別れています。
- ビザンチウム
- コンスタンティノープル
メトロポリスの第一段階である「ビザンチウム」は2017年10月に行われ、主に以下の2つのアップデートが行われました。
- 匿名性の強化
- マイニングによる報酬の減額
そして第二段階目の「コンスタンティノープル」は半年以上延期され、2019年2月に行われました。
コンスタンティノープルでは「マインングによる報酬の半減」や「ブロックのハッシュ方法の変更」などのアップデートが行われました。
アップデート4段階目:セレニティ(Serenity)
今年中か少なくとも来年中にはLISKはSDK、NEMはカタパルト、イーサリアムはセレニティが来るし、ビットコインもETF承認されるだろうからバブルが再来する可能性は十分ある。
— りっすくレンジャー (@liskranger) February 2, 2019
セレニティは、イーサリアムのアップデートの最終段階。
最終アップデートのセレニティでは、主に以下の2つの重要なアップデートが予定されています。
- キャスパーの実装
- シャーディングの実装
キャスパーによって、イーサリアムのコンセンサスアルゴリズム(承認方式)が「プルーフ・オブ・ワーク」から「プルーフ・オブ・ステーク」に変更されます。
「ビットコイン」などのほとんどの仮想通貨は、取引承認方式に「プルーフ・オブ・ワーク」を使用しています。
しかしその場合は「マイニング」によって取引を承認することになるので、莫大な電力を消費する必要があり、多大なコストがかかってしまいます。
一方で「プルーフ・オブ・ステーク」の場合は「その通貨の保有量に応じて、ブロック承認の割合を決める」という性質がありますので、よりハイブリッドな取引承認が可能になるんです!
そして「シャーディング」では、複数のグループに取引承認作業を分割させ、スケーラビリティ問題を解決します。
このようにして最終アップデートである「セレニティ」が実行されれば、イーサリアムは実用化に向けて大きな一歩を踏み出します。
セレニティが実行されれば、イーサリアムの価格は大きく上昇することが予想されるので、価格が上昇し始める前にイーサリアムを保有しておきましょう!
イーサリアム(ETH)の今後を左右する「ライデンネットワーク」って?
ライデンネットワーク(Riden Riden Network)とは、イーサリアムの取引処理時間を高速化するためのプロジェクトになります。
ブロックチェーン外で取引を処理し、最終結果のみをブロックチェーン上(オンチェーン上)に記録するシステム。これにより「マイクロペイメント(少額決済)」や「スケーラビリティ問題の解決」を行うことが可能になる。
ビットコインでいう「ライトニングネットワーク」の仕組みに非常に似ていて、基本的に「ブロックチェーン外(オフチェーン上)」で取引を処理します。
その結果、ブロックに余裕ができ、取引速度が向上して「スケーラビリティ問題」の解決が見込まれるんです!
仕組みは少々難しいですが、ライデンネットワークが実現すると以下のようなことが実現されます。
- 送金手数料が安くなる
- 少額決済(マイクロペイメント)が実現する
- 送金速度が向上する
結果的に、イーサリアムのネットワークの利便性が大きく向上するので、ユーザビリティが向上して「仮想通貨イーサリアム(ETH)」自体の価格も上昇することが予想されます!
イーサリアム(ETH)の今後の課題点
イーサリアムは技術的にかなり優れたプラットフォーム・通貨であることは事実ですが、まだ開発途中ということもあり、課題点もいくつか存在しています。
イーサリアムが解決すべき課題についても、しっかりと理解しておきましょう。
イーサリアムの今後の課題点① ICOへの規制が強化されている
日本国内における『仮想通貨の新規取り扱いの再開』 日本仮想通貨ビジネス協会が提言
国内取引所で、約1年間新規取り扱い通貨の変更がされていない点を踏まえ、「新しいICO規制についての提言」を行なった。金商法の規制対象となるセキュリティトークンにも言及している。
— しば@仮想通貨 (@brendacruz19831) May 10, 2019
仮想通貨バブル期に「ICOブーム」が発生し、たくさんのトークンが発行されました。
しかしながら、資金調達が行われたにも関わらず、プロジェクトが一向に進まないようなトークンも非常に多く、ICOに対しての問題が取り上げられるようになりました。
現時点で、日本においてICOを規制する法律は存在していませんが、今後ICOに関する法律制定が行われる可能性は十分に考えられます!
実際に、海外ではICOに対しての規制が行われている国も存在しています。
- 「中国」→ICOやマイニングの禁止
- 「韓国」→ICOの禁止
- 「ロシア」→ICOを行うにはライセンスの取得が必要
ICOに関してのニュースは、イーサリアムの価格変動に直結しますので、しっかりチェックしておきましょう!
イーサリアムの今後の課題点② セキュリティ・安全性
イーサリアムの今後の課題としては「セキュリティ・安全性」も挙げられます。
実際に、過去に「イーサリアム」を狙ったハッキング「DAO事件」も発生しています。
2016年6月、イーサリアムのプラットフォームを利用したサービス「The DAO」がハッキングを受けてしまった事件。
この事件により「The DAO」のシステム上から「約50億円分」のイーサリアムが盗み出されてしまいました。
ただし、この事件の原因は「イーサリアム」自体に問題があったわけではなく、「DAO」のサービスそのものの脆弱性が原因でした。
「仮想通貨イーサリアム(ETH)」に投資する分には直接的に関係ありませんが、ハッキングなどの事件が発生した場合、リスク回避のために通貨が売られて価格が暴落する可能性も考えれます。
ですので、システムへのハッキング時などは十分に注意しましょう!
イーサリアムの今後の課題点③ 競合する通貨の登場(EOS/ADA/NEOなど)
トロンが独自ブロックチェーンのベータ版をリリース、イーサリアムの競合目指すhttps://t.co/4hPqrWifWQ
— コインテレグラフ⚡️ 仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) June 1, 2018
イーサリアムのような「プラットフォーム型」の仮想通貨はいくつか存在しており、競争が激化しています。
- エイダコイン(ADA)
- ネム(NEM)
- イオス(EOS)
- ネオ(NEO)
- ステラ(XLM)
特に仮想通貨NEO(ネオ)などは「中国版のイーサリアム」と言われているくらい、イーサリアムと基本構造が類似しています。
もちろん「スマートコントラクト」を導入していますし、そのほか「NeoX」「NeoFS」などの、中国独自の技術も導入されています。
ですので、イーサリアムがいかにして他の通貨との差別化を図っていくかが、今後の大きな課題点になってきますね。

イーサリアム(ETH)を購入する際のおすすめ取引所
続いて「イーサリアムを購入する際のおすすめ取引所」について見ていきましょう!
ここ数年で仮想通貨は大きな発展を遂げていますが、それと同時に「取引所の安全性の重要さ」も問われています。
自身の大切な資産を預けることになるので、安全性が高く、しっかりした取引所でイーサリアムを取引するのが重要です。
利用する仮想通貨取引所を選ぶ場合は、以下の4つのポイントを意識するのがオススメです!
- セキュリティ・安全性の高さ
- 使いやすさ
- 各種手数料の安さ
- キャンペーンの充実さ
取引所選びの際に最も重要なのは、セキュリティ・安全性の高さ。
取引所へのハッキング事件も発生しているので、金融庁から「仮想通貨交換業者」として認可されている取引所を利用するようにしましょう!
その他、コストを最小限に抑えるためには「各種手数料の安さ」も非常に重要です。
また、仮想通貨取引所は「口座開設キャンペーン」を行なっている所も多く、口座開設するだけでキャッシュバックを受けれる取引所も存在しています。
少しでもおトクにイーサリアムを購入したい場合は、キャンペーンを実施している取引所で口座開設するのもオススメです!
イーサリアムのおすすめ取引所 第1位:Coincheck(コインチェック)
- 2019年1月に金融庁から「仮想通貨交換業者」として認可を受けている
- 取引手数料・入金手数料が無料
- スマホアプリがダントツで使いやすい
- キャンペーンが充実している
イーサリアム(ETH)を購入するのに最もオススメな仮想通貨取引所は、東証一部上場企業「マネックスグループ」を親会社にもつ「Coincheck(コインチェック)」になります!
2018年初頭に色々話題になりましたが、2019年1月には金融庁から「仮想通貨交換業者」としての認可を正式に受けているので、安全性は抜群。
イーサリアムの他にも「ビットコイン」「リップル」「ネム」などの有名な通貨も、豊富に取り扱っています!
コインチェックの大きなメリットは、少額から仮想通貨投資を始めることが可能な点。
「投資」と聞くと「数十万〜数百万の資金を集めないと…」なんて思う方もいらっしゃると思いますが、Coincheck(コインチェック)なら「約500円」から仮想通貨投資を始めることができるんです!
元手が少額ならその分リスクは少なくて済みますし、仮想通貨初心者の方でも低リスクで始めることができますね。
さらに他の取引所と比較すると、Coincheck(コインチェック)のアプリは非常に使いやすく、アプリの累計ダウンロード数は「累計200万」を突破しているんです!
その使いやすさから、初心者〜上級者の方までに幅広く利用されています。
キャンペーン中の今口座開設+取引を行えば「20,000円キャッシュバック」を受けることができますので、キャンペーン期間中の今のうちに登録しておきましょう!
イーサリアムのおすすめ取引所 第2位:GMOコイン
- 東証一部上場企業「GMOインターネットグループ」を親会社に持っているので、安心
- 「取引手数料」「送金手数料」「出入金手数料」が無料
- 現物取引だけでなく「レバレッジ取引(仮想通貨FX)」にも対応している!
- キャンペーン中の今登録すれば、ビットコイン(20,000satoshi)もらえるチャンス
GMOコインは「GMOクリック証券(オンライン証券)」などの事業を手がける「GMOインターネットグループ」によって運営されています。
複雑な操作を必要としない「販売所形式」を用いているので、初心者の方にはうってつけの仮想通貨業者です!
取引手数料も非常に安い他、イーサリアムの「レバレッジ取引(仮想通貨FX)」にも対応しています。
「イーサリアムのレバレッジ取引にも、ゆくゆくは挑戦してみたいな…」という方は、CoincheckとGMOコイン両方利用するのも良いかと思いますよ!
キャンペーン期間中の今登録を行えば、口座開設するだけでビットコイン(20,000satoshi)もらえるので、登録するなら今のうちです。
イーサリアムのおすすめ取引所 第3位:DMM Bitcoin
- 様々な事業を展開している東証一部上場企業「DMMホールディングス」によって運営されている
- 「取引手数料」「出入金手数料」「送金手数料」が無料なので、無駄なコストがかからない
- 現物取引の他、イーサリアムを含めた「7つ」の仮想通貨のレバレッジ取引に対応している
- キャンペーン中の今登録すれば、新規口座開設でなんと「1,000円」のキャッシュバックを受けることができる!
DMM Bitcoinは、動画事業を展開している一部上場企業「DMMホールディングス」を親会社にもつ仮想通貨取引所。
上記2つの取引所とは異なり、DMM Bitcoinは「仮想通貨FX(レバレッジ取引)」に特化している仮想通貨取引所です!
イーサリアムを含めた「7つ」の仮想通貨のレバレッジ取引に対応しているので、仮想通貨FXにチャレンジしてみたい方にはオススメ。
キャンペーンもかなり美味しく、なんと無料口座開設するだけで「1,000円キャッシュバック」を受けることが可能なんです!
もちろん、もらった「1,000円」を用いてイーサリアムを購入することもできますので、早めに登録しておきましょう!

イーサリアム(ETH)の今後の将来性 まとめ
今回は「イーサリアム(ETH)の今後の将来性」について解説しました。
イーサリアムには「Dapps開発」「スマートコントラクト」「トークン発行」など、様々な用途が存在しており、非常に優れた仮想通貨になります!
仮想通貨界における有名人の方々も「イーサリアムは2019年末にかけて価格上昇する!」といったような前向きな予想を行なっています。
最終アップデートである「セレニティ」が実施されれば、様々な機能がイーサリアムに追加されますので、大きく価格上昇することが予想されます!
Coincheck(コインチェック)なら、「約500円」という少額から仮想通貨を購入することができるので、初心者の方でも低リスクでイーサリアムを保有することができます。
価格が上昇する前に、少額からでもイーサリアムを保有しておきましょう!