Satoshi
クリプト博士
イーサリアムはビットコインに次いで時価総額が高く、2017年にはビットコインの次に値上がりした仮想通貨。
イーサリアムの持つ「スマートコントラクト(自動契約技術)」というのは今非常に注目されており、既に500以上の企業と提携されており、ビジネス面での応用が考えられています!
今回の記事では、「イーサリアムの今後の価格予想・今後の将来性」についてわかりやすく解説していきます!
- イーサリアム(ETH)は時価総額2位に位置し、500社以上の企業と提携している非常に将来性のある仮想通貨。
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目次
イーサリアム(ETH)ってどんな仮想通貨?
通貨名(通貨単位) | Ethereum(ETH) |
---|---|
最大供給量 | なし |
アルゴリズム | Proof of Work |
公開日 | 2014年 |
開発者 | Vitalik Buterin |
開発組織 | イーサリアム財団 |
公式サイト | https://www.ethereum.org |
ホワイトペーパー | https://github.com/ethereum/wiki/wiki/%5BJapanese%5D-White-Paper |
仮想通貨イーサリアムは、ビットコインのブロックチェーン技術を発展させて作られた仮想通貨になります。
2019年2月時点での時価総額は、ビットコインに次いで堂々の2位です!
「イーサリアム」には2つの意味合いがありますので、それぞれ区別して理解しておきましょう!
- 「イーサリアム」▶︎分散型アプリケーション(Dapps)を開発するためのプラットフォーム。
- 「仮想通貨イーサリアム」▶︎イーサリアム内で使用される仮想通貨。
「イーサリアム」というのはプラットフォームの名前であり、主に分散型アプリーケーション(Dapps)の開発を行うためのプラットフォームです。
分散型アプリケーションシステム(Dapps)には、「中央管理者が存在しない」というメリットがありますので、より公正なシステムを維持することが可能なんです!
そして、そのイーサリアム内で使用される通貨が「仮想通貨イーサリアム」なんです!
プラットフォームとしての「イーサリアム」と、仮想通貨としての「イーサリアム」はしっかりと区別して理解しておきましょう。
イーサリアム(ETH)の持つ優れた特徴
ビットコインが決済に注目して作られた通貨であるのに対して、イーサリアムはアプリのプラットフォームに着目して作られた通貨です。
そのため、他の通貨にないイーサリアム固有の特徴をたくさんもっていますので、それぞれについて解説していきます!
イーサリアム特徴① スマートコントラクトによる契約の自動化
スマートコントラクトとは、ある条件を設定しておけば、その条件が満たされた時に自動で契約を実行、保存してくれる機能のことです。(=艸=。)
— 暗号通貨購入 (@ayanapiokh) February 24, 2019
イーサリアムの特徴を語る上でまず欠かせないのが、イーサリアムの「スマートコントラクト(自動契約技術)」という機能です。
スマートコントラクトとはブロックチェーンを用いて、契約を自動化する技術です。
例えば、AさんからBさんに通貨を送金したい場合に、従来であれば銀行口座などを仲介としてその契約を担保しています。
ですが銀行を仲介することで仲介手数料がかかったり、手間がかかったりしてしまいます。
ですがスマートコントラクトは、この送金から受け取りという契約を「ブロックチェーン上」にプログラミングすることによって、自動で実行することができるというメリットが存在します!
そのため国際送金や、投票システムなどあらゆる契約に応用できるのではないかと注目されています!
イーサリアム特徴② プルーフオブステークに移行予定
ビットコイン思いっきり下がったのでイーサリアムを買いましょう!
2月28日 イーサリアムがハードフォークする!すでにフェーズ0からフェーズ1に移行しているがこれからイーサリアムのアップデートはえぐいぐらい最先端をいく!
— hiroumiの仮想通貨投資 (@hiroumi2004) February 24, 2019
これは最近の出来事ですが、イーサリアムはもともと「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」という、PCの性能によってマイニングできる量が変わる方式を採用していました。
ですが2019年2月末のアップデートで、「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)」というコンセンサスアルゴリズムに以降することが決まっています。
「プルーフ・オブ・ワーク」ではマイニングに莫大なマイニング機器・電力が必要で、資金力を持っている企業などにマイナーが偏りがちになっていました。
次のアップデートで移行する「プルーフ・オブ・ステーク」の場合ですと、イーサリアム保有量に応じてブロックを承認する権限が与えられますので、より公平に取引を承認することが可能なんです!
イーサリアム開発者の「Vitalik Buterin」は「PoW方式は無駄に電力を消費し、非効率で地球環境に対して非常によくありません。私たちイーサリアムのプロジェクトでこれ以上、地球の大気を暖かくしないことが重要です。」
と発言していることから、地球環境への配慮が現れています。
イーサリアム特徴③ 通貨の発行枚数に上限がない
通常ほとんどの通貨には発行枚数の上限が決められていますが、イーサリアムは発行枚数上限が決められていません。
イーサリアムのリリース当初は7200万ETHが発行されましたが、現在イーサリアムの発行枚数は1億枚ほどまで増え続けています。
発行枚数上限が決められていないということは、通貨の流通枚数が増え続けることになるので、価値が上がりにくくなります。
ですがVitalik Buterinは、「イーサリアムに発行上限枚数を設定するかもしれない」との発言も行なっていますので、もし実現されれば価格が上がる要因になるのではないかと思います!
イーサリアム特徴④ 分散型アプリケーションシステム「Dapps」を開発
イーサリアムは基本的に「分散型アプリケーションシステム(Dapps)開発のためのプラットフォーム」として機能しています。
イーサリアムのブロックチェーンを用いて作られた、中央管理者の存在しない自立分散型のアプリケーションのこと。
これまでのアプリは中央管理者によりデータの管理や、開発が行われていましたが、これには人為的なミスによるデータの流失や改ざんなどの問題があります。
しかし、Dappsはブロックチェーンに情報を記録するため、改ざんなどのリスクが下がったり、中央管理者による手数料の搾取などがなくなるというメリットが存在するんです!
まだまだ課題もありますが、これから予測市場や保険分野のアプリケーションへの実装が期待されている技術です!
2019年以降のイーサリアム価格予想
これからの仮想通貨イーサリアム(ETH)の価格予想を見ていきましょう!
仮想通貨界の様々な人物や企業が、これからのイーサリアムの価格を予想していますが、どれも強気な予想ばかりです!
結論、2019年2月末には第三段階のアップデートである「コンスタンティノープル」を控えていますので、価格上昇する可能性が考えられます!
2019年以降のイーサリアム価格予想① マイケルノボグラッツ
マイケルノボグラッツはヘッジファンドを経営しており、全資産の10%を仮想通貨で保持する仮想通貨長者として知られています。
彼はイーサリアムのアップデートが順調に進むことで、「17万円を再び超えるだろう」との見解を述べています!
2017年〜2018年にかけての仮想通貨バブル時、イーサリアムの最高価格は約16万となっているので、「1ETH=17万円」という価格は考えられなくはない数字ですね!
2019年以降のイーサリアム価格予想② トーマス・リー
アメリカの株式リサーチプロパイダーである、ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズの共同設立者トーマス・リーは2019年にイーサリアムの価格は21万円に達すると予想しています。
トーマス・リーは「イーサリアムの市場への感情は非常にネガティブである」と述べ、それでもイーサリアムは逆転に向かって進んで行くだろうと強気の考えを述べています!
2019年2月末現在のイーサリアムの価格は「1ETH=14,000円前後」で推移していますので、仮に今の時点から1万円分のイーサリアムを持っていたとすると、1ETH=21万円の時には「18万円」ほどまでに値上がりしている計算になります!
「株式投資」などの他の投資では、なかなかここまでローリスク・ハイリターンな投資はありませんので、イーサリアムを購入するなら今がオススメですね!
2019年以降のイーサリアム価格予想③ ヴィタリック・ブテリン
ブテリンは19歳でイーサリアムを開発した開発者ですが、イーサリアムの価格上昇に自信を持っています。
ブテリン氏はセレニティのアップデートが完了し、スケーラビリティの問題が解決されることで、価格が大幅に上昇すると述べています。
ですが、開発者がネガティブな発言をすることはないと思うので、安易に信用できないですね。
2019年以降のイーサリアム価格予想④ Joseph Raczynski
Joseph RaczynskiはJoe technologist.comの創始者で、イーサリアムの2019年の価格を1200ドルと予想しています。
彼はイーサリアムがPoSに移行することで、新たな機関投資家を呼び込むと予想しています。
「1200ドル」という数字は日本円にすると「約130万円」ですので、現在のビットコインの価格をゆうに超える計算になります。
2019年以降のイーサリアム価格予想⑤ lan McLeod
Ian McLeodは、トーマスクラウンアートの技術専門家で、2019年の予想を500ドル以上としています。
さらに5年以内にビットコインのシェアの半分をイーサリアムが奪うと予想していますが、明確な根拠は述べられていませんでした。
イーサリアムの今後のロードマップ
アップデート名称 | 時期 |
---|---|
フロンティア(Frontier) | 2015年7月 |
ホームステッド(Homestead) | 2016年3月 |
メトロポリス(Metropolice) | 2017年9月 |
セレニティ(Serenity) | 未定 |
イーサリアムはまだ開発段階であり、ロードマップが決められています。
イーサリアムのロードマップは「4つのアップデート」によって構成されており、4つ目の「セレニティ」にまで達成することで、開発が完了します!
現在は3段階目である「メトロポリス」の段階で、さらにメトロポリスの中の最終段階のアップデート「コンスンタンティノープル」を控えています。
コンスタンティノーブルは2月27日前後に予定されており、ガスコストの改善や、ディフィカルティボムの延長などが予定されています!
そして最後のアップデートであるセレニティで、イーサリアムの最大の課題と言われている、スケーラビリティ問題の解決が予定されています。
利用者数が増加して取引データが増えることで、ブロックに送金データがおさまらなくなって送金遅延が発生してしまう問題のこと。
スケーラビリティ問題によって発生する送金遅延問題は、結果的に利用者数が減少する原因になってしまいます。
スケーラビリティの問題はブロックチェーン全体の問題でもあるので、最終アップデートの「セレニティ」で解決されれば、イーサリアムのユーザビリティも非常に高まるでしょう!
イーサリアム(ETH)のこれまでの価格推移
上記のチャートは、イーサリアムの2014年から現在までの価格推移を表したグラフになります。
2917年12月のバブル絶頂期には1ETHあたり約17万円ほどの高値をつけましたが、それから価格は下がり続け、現在1ETHあたり1万円ほどまで値下がりしています。
直近で見てみると2018年12月に最安値をつけ、底を打ったかのような動きで徐々に底を固めるような動きをしています。
しばらくは長いレンジ相場が続くのではないかと言われています。
しかし、イーサリアムはアップデートが行われる度に最終形態に近づきますので、アップデートなどが行われるタイミングなどでは価格上昇する可能性が非常に高いです。
「アップデート」などのタイミングを見計らって参入してくる「投機トレーダー」などによっても、価格が押し上げられる可能性が非常に強いです!
イーサリアム(ETH)の問題点
イーサリアムがこれから価格を上げるためには、問題点の解決が欠かせません。
イーサリアムには一体どのような問題点があるのか見ていきましょう!
イーサリアムの問題点① GASの高騰
結局イーサリアムのGas高騰のせいでした。非中央集権も結構だけど、自律的に正常な状態に安定させる仕組みが早急に必要では?
現状では気軽に触れない。— でんえもん (@snj20030701) July 8, 2018
GASとはイーサリアムの送金を行う際に支払う手数料のようなもので、このGASはマイナーに報酬として支払われるものです!
イーサリアムの送金だけでなく、スマートコントラクトの手数料などにもこの「GAS」が支払われます。
このGASは送金時に自分で任意の値を設定することができるのですが、設定したGASが大きいトランザクションから処理されるんです。
つまり、数多くの利用者が早く送金を行いたいがために「GASの値上げ」を行うと、手数料を上げないと送金が素早く行われず、結果的にGASの高騰を引き起こしてしまう可能性があるんです。
イーサリアムの問題点② PoWによるトランザクション遅延
イーサリアムはPoWというアルゴリズムを用いていますが、PoWは仕事量が多いマイナーがより多くの報酬を得る仕組みになっています。
ですが、この仕事量の多さがトランザクションの遅延を招いてしまっています。
この問題を解決すべくイーサリアムはPoSへの移行を予定しているので、アップデートによって「PoS」が導入されれば、トランザクション遅延も解決に向かう可能性が高いです!
イーサリアムの問題点③ ICO規制の影響を受けやすい
イーサリアム上では、ICOのような資金調達で使用する「トークン」も非常に簡単に発行することができます。
本来トークン作成する際、1からシステムのプログラミングを行なっていかないといけないため、非常に時間と手間がかかってしまいます。
しかし、イーサリアムの「ERC20」という規格に沿ってトークンを作成すれば、ある一定の規格にいくつかの条件を当てはめるだけなので、非常に簡単にトークンを発行することが可能なんです!
実際に、時価総額上位にランクインしている通貨でも、イーサリアムの「ERC20」という規格を用いて作られたものが多数存在します!
- TRON
- OmiseGo
- Binance Coin
しかし、仮想通貨のICOは2018年に行われたものの約80%が詐欺目的で行われたものであることが発表されており、ICOへの規制が懸念されています。
ICOが規制されるとイーサリアムの需要は低くなってしまうので、対処法を考える必要がありますね。
イーサリアム(ETH)のこれからの将来性
分散型アプリケーションを作成し、スマートコントラクトを搭載しているイーサリアムには、上記で述べたこと以外にも様々な将来性が存在します!
それでは、「イーサリアムがこれから価格を上げる可能性」についてみていきましょう!
イーサリアムの将来性① ERC20トークンが有能
イーサリアムのERC20を利用することによって、誰でも簡単に新規トークンを開発・発行することが可能になりました。
これは誰でも独自の経済圏を作ることができ、トークンエコノミーの可能性を大幅に広げる技術です!
仮想通貨市場はまだまだ発展途上で、これから仮想通貨が実用化・普及していけば、それらの仮想通貨のデメリットを改善するような、さらに便利な仮想通貨が開発されることも考えられます。
その際は、かんたんにトークンを作成することが可能な「ERC20」を用いて作成される可能性が非常に高いです。
そのような意味でも、イーサリアムの「ERC20」という規格は非常に大きな将来性を秘めています!
イーサリアムの将来性② イーサリアム企業連合(EEA)
イーサリアムは多くの企業に支えられており、イーサリアム企業連合(EEA)という組織がバックアップについています
この組織はイーサリアムの技術を活用、普及するためのもので、提携している企業数はなんと「500社」を突破しているんです!
イーサリアム企業連合と提携している企業の中には、私たちに馴染みのある有名企業なども存在しています。
- マイクロソフト
- JPモルガン
- MUFGグループ
「提携企業500社」という数字は非常に大きい数字でして、「国際送金の円滑化・低コスト化」を目標としている「リップル」ですら、提携企業数は200ほどに留まっています。
イーサリアムの提携企業数の多さには、イーサリアムの持つ性能がしっかりと評価されていることが現れていますね!
仮想通貨イーサリアム(ETH)の将来価格について まとめ
「仮想通貨イーサリアムの将来価格」についてご紹介していきました!
イーサリアムの主な機能をまとめると、以下のようにまとめる事ができます。
- スマートコントラクト(自動契約技術)
- 分散型アプリケーションシステムの開発
- 「ERC20」というトークンを用いることによっての、トークン開発簡略化
上記のように、イーサリアムには独自の特徴・将来性がたくさん備わっています!
特に、ブロックチェーン上に契約情報をプログラミングする「スマートコントラクト(自動契約技術)」は、「不動産登記」や「自動車売買」など様々な分野での応用が考えられています。
イーサリアムはまだアップデートの途中で開発段階ではありますが、世の中をより便利にする機能を持っています!
そして2019年2月には、第三段階目のアップデートである「コンスタンティノープル」が控えていますので、価格が上がる可能性は十分に考えられます。
イーサリアムを購入するならアップデート前の今がチャンスですので、この機会にCoincheckでイーサリアムを購入してみて下さい!