超かんたん!ビットコインの買い方を解説!

コインチェック流出NEMが、モザイクを外され「Zaif」に流入

国内大手である仮想通貨取引所「コインチェック」から流出した仮想通貨「NEM」が、国内の別の仮想通貨取引所「Zaif」に、一部流入していることが発覚したようです。今月の4日までにZaifに流入した「NEM」は、総額約2260万XEM(約8億円)以上と言われています。

目的は資金洗浄?

今年の1月26日に、コインチェックから5億2630万XEM(約580億円)が流出しました。そのあと犯人は、仮想通貨である「DASH」を経由して、盗んだNEMを闇サイトにて売買しているようです。

※仮想通貨DASHとは?ーーーーーーーーーーーー

仮想通貨DASH(ダッシュ)とは、匿名性の高さと承認のスピードが特徴である仮想通貨です。2014年1月にスタートした仮想通貨で、はじめはDarkcoin(ダークコイン)名前でしたが、2015年にDASHへと改名されました。

<DASHの特徴>

①匿名性の高さ

ビットコインでは、利用者のアドレスをや送金・受取の流れが公開されている状態があり、問題視されていました。そこで、DASHをはじめとする匿名性の高い仮想通貨が登場しました。DASHでは『Darksend(ダークセンド)』という形式を使用することで、匿名性を高めています。DASHを送受信するときに「管理ノード」で受信したコインをシャッフルして受信者に送るというもので、コインミキシングという手法です。この手法を使うことで、送信者・受信者の情報や、コインが誰にも送られたのかも全く分からなくなります。

②取引スピードの速さ

代表的な仮想通貨であるビットコインは、送金に最短でも10分はかかります。しかしDASHは、なんと1秒で送金できるのです。

これは、2015年に導入された「InstantX」という機能のによるもの。分散されたコンピュータの中から、承認用のマスターノードを選び、マスターに承認作業をさせることで、高速な承認作業が可能になったのです。

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今回の事件が起きるまで、「闇サイト」という言葉をあまり聞いたことがないという人は多いのではないでしょうか。

闇サイトの中でも有名だったサイトに「シルクロード」と呼ばれるサイトがありましたが、ここは一種のインターネットの通販サイトのようなもので、なんと約100万人のユーザーがいたとも言われています。ただ、普通の通販サイトと違う点が、販売しているものが違法な商品満載でして、麻薬を始めとした違法薬物から銃火器、偽造免許証などなど…FBIもシルクロードの存在は把握していたのですが、誰もが簡単にはアクセスできない深層ウェブに存在し、長期間捜査が難航しアクセスできずいたそうです。

こちらの闇サイトは、仮想通貨と大きな繋がりがあるのですが、闇サイト=なぜ仮想通貨を揺さぶる犯罪だったのかというと、それは決済にビットコインが使用されており、当時のビットコインの価格にはこのシルクロードの影響が大きくあったとも言われています。これらは、資金洗浄にも使われていたということに等しいのです。

コインチェックから流失した仮想通貨「NEM」には、NEM財団によってモザイクが付けられており、盗まれた「NEM」だと分かるようにされていました。その為、取引所はモザイクがついているNEMの受け入れを拒否できるようになっていました。しかし、今回Zaifに流入してきた大量のNEMを調べて分かったのが、まさかの受け入れを拒否していたはずである、「モザイクがついているNEM」だったのです。

なぜ受け入れ拒否されなかったのか?

なぜ、盗難された「NEM」という証であるモザイクが付いているにも関わらず、受け入れ拒否がおこなわれなかったのでしょうか?それは、犯人が盗んだ「NEM」を一度「Coinpayments」という他の決済プラットフォームに送金してから、Zaifなどの仮想通貨取引所に入金するという流れをおこなうことで、モザイクのついていないアドレスからの送金だと見せかけることができたからなのです。海外ではBitrrexやPoloniexなど、大手取引所への入金があったようですが、国内の取引所で流入が確認されたのはZaifのみとのことです。また、入金された額が1番大きいのも、Zaifのようです。

Zaifの対応は?

3月5日、Zaifを運営するテックビューロがITmedia NEWSの取材にこのように答えております。

「弊社が運営する仮想通貨取引所「Zaif」(以下「当取引所」といいます。)へ、コインチェック社より流出したとされる仮想通貨XEM(NEM)が送金されていると、一部報道機関にて報道がされています。

弊社は、当取引所に関連して各国の捜査機関から対応を求められた場合は、犯罪の解明は勿論、我が国における仮想通貨業界の健全な発展のためにも、最大限捜査に協力するよう努めております。

ところで、本件に関する一部の報道機関による報道内容には事実と異なるものもあり、また、弊社に回答を求めるようご主張されるものもございますが、本件については現在も捜査が進行しているため、弊社が情報を公開することは、むしろ犯罪の捜査及び仮想通貨業界の健全な発展を阻害することが懸念されます。

以上をご賢察くださり、ご理解を頂けますよう宜しくお願い申し上げます。」

とコメントを出しました。これはまだ氷山の一角に過ぎず、まだまだ大きな進展を迎えそうですね。

まとめ

コインチェックで流出したNEMが、モザイクを外されZaifに流入するといった何ともいえない事件ですが、今やzaifは世界で最もNEMの取扱高が大きい取引所となりました。

他にNEMを扱っている取引所となると、もっと世界的に大きい取引所が主であり、その上、扱っていてもそこまで出来高がなかったりと、売買停止のダメージが少ないところが多い印象です。zaifに関して言えば、NEMは手数料収入の軸の1つになっていると推測できますので、ここが入出金を停止まで追い込まれると、経営の痛手になるのはもちろんのこと、NEMそのものの価値が実質的な暴落を迎えてしまうのではないかと心配です。

財団の理事が運営している取引所でマネーロンダリング(資金洗浄)が行われているのに、一切規制しないのはまずいとの声も多く、今後の対応が気になるところです。

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