先々日、一時下落したビットコインですが、再び値を戻しましたね。
ビットコインの価格は、先月の今ごろと比べると1ヶ月で約20万近く高騰しています。
(約43万前後⇒約63万前後)
きっと、ココ数か月の高騰で含み益が出ている方も多いのではないでしょうか?
こういう時は「このままビットコインを保有し続ければ、いくらまで上がるんだろう?」、「こんなに簡単に儲けることができるなら、もっとビットコインを購入しておこう」などと安易な考えに陥りがちですが、こんな時こそ改めて見直してほしいのが不正ログイン対策です。
不安を煽るつもりはありませんが、仮想通貨を購入するなら常にあなたの資産は常に狙われていると思っておいた方が良いです。
ツイッターで「不正ログイン」というキーワードで検索してみると、以下と被害報告が多いのかがわかると思います。
知り合いが暗号通貨の取引所、今回はビットフライヤーだけど、中国から不正ログインされて全部送金されてしまったらしい。2段認証にすれば防げた。お金関連のセキュリティは最大にしとこう…。
SBI証券も今後暗号通貨を取り扱うから犯罪者がそっちにまで来てしまいそうだ〜。— 板倉じゃないほう (@itkr2) 2017年8月22日
ビットフライヤーで不正ログインされたやばい
— 赤青.ACO (@red_blue_ACO) 2017年8月21日
Coincheck等で中国からの不正ログインが相次いでいるようです。ビットコイン高騰やvalu等の新しいサービスを利用するためにビットコインを購入したい人はセキュリティーには気をつけましょう
— 肉食系ビットコイナー (@Exchenger) 2017年8月15日
仮想通貨の取引所だけではなく、普段なにげに使っている「yahoo ID」、「Apple ID」、「LINE」などにも不正ログインは頻繁に行われています。
一度でも不正ログインされてしまうと個人情報は筒抜けに。
最悪、免許書などを添付して送ってしまっている場合、住所などもバレてしまうという最悪のケースも考えられます。
実際に、私の友人もyahoo IDに不正ログインされ、そのまま仮想通貨取引所も不正にログインされてしまい、ビットコインを丸々送金されてしまう被害に遭ってしまいました。
ビットコインなどの仮想通貨は様々なメリットがある反面、匿名性があるという最大のデメリットがあります。
一度、送金被害にあってしまうと、犯人を特定するのが非常に難しいのです。
国内の取引所、ビットフライヤーやコインチェックでも、不正出金・送金に対する補償サービスが始まっていますが、やはり不正ログインや、不正出金・送金される前に個人でできる不正対策は、必ずやっておきたいところ。
そこで今回は、国内で最も利用者が多いと思われる、ビットフライヤー、コインチェック、ザイフでのセキュリティ設定方法確認しておきたいと思います。
まだ不正ログイン対策をしてない方は今すぐ設定することをオススメします。
ビットフライヤーでの不正ログイン対策
ビットフライヤーで設定可能な不正ログイン対策について説明いたします。
ログイン履歴及び IP アドレス
こちらではログイン履歴のIPアドレスが確認できます。
見慣れないIPでログインされてるなーと思ったら要注意。
定期的に確認することをオススメします。
bitFlyer アカウントご登録内容
こちらではお客様の登録情報が確認できます。
できることなら住所や口座番号は※※※※※で表示してほしいところ…。
もし不正にログインされてしまっては住所や口座番号が筒抜けになってしまいますからね。
この辺はビットフライヤーさんに対応を願いたい所です。
ご使用のメールアドレスが不正ログインに遭い不安な時は、パスワードを即変更することをオススメします。
パスワード変更
こちらではパスワードの設定が可能です。
月に1回、最低でも3ヶ月に1回は再設定しておきたいですね。
セキュリティ設定
こちらでは二段階認証の設定が可能です。
二段階認証の設定方法は、また別で解説します。
二段階認証は、いちいち数字を入力しないといけないので、メンドクサイ部分もありますが、全て有効にしておくことをオススメします。
以上がビットフライヤーでのセキュリティ設定方法です。
ビットフライヤーで不正ログイン対策をするなら、パスワードの変更、二段階認証を全て有効にしておくことが最善です。
ビットフライヤーは、不正ログインに対する保証サービスがありますが、不正ログインがおこる前に必ず自分で対策をしておきましょう!
コインチェックでの不正ログイン対策
コインチェックで設定可能な不正ログイン対策について説明いたします。
基本設定の変更
こちらではメールアドレスの変更、メールの受信設定、パスワードの変更、退会の手続きを行うことができます。
ご使用のメールアドレスが不正ログインに遭い不安な時は、パスワードを即変更することをオススメします。
パスワードの変更は月に1回、最低でも3ヶ月に1回は再設定しておきたいですね。
メールの受信設定も初期設定では、ログイン通知にチェックが入っていませんので、ココにもチェックを入れることをオススメします。通知がウザいと思うかも知れませんが、不正ログインがあった場合、早期予防が可能です。
本人確認
こちらでは登録情報の変更が可能です。
ビットフライヤーと同じく、全ての情報が丸見えになっているので、一部を※※※※※で表示するなど対策をしてほしいですね。
電話番認証
こちらでは電話番号認証の設定が可能です。
口座を作成したら必ず電話番号の認証は早めに済ませておきましょう。
二段階認証
コチラでは二段階認証の設定解除が行えます。
二段階認証の設定解除はよっぽどのことがない限りしないで下さい。
ログイン履歴
こちらではログイン履歴を確認できます。
見慣れないIPでのログインがあったらパスワードを即変更しましょう。
取引履歴
こちらでは月々の取引履歴をまとめて確認できます。
作成するをクリックするとCSVがダウンロードできるので、定期的に確認すると予防に繋がるかもしれません。
以上がコインチェックのセキュリティ対策でした。
不正ログイン対策としては、パスワードの変更、二段階認証、電話番号認証を必ず設定しておきましょう。
コインチェックは、不正ログインに対する保証サービスがありますが、不正ログインがおこる前に必ず自分で対策をしておきましょう!
ザイフでの不正ログイン対策
ザイフで設定可能な不正ログイン対策について説明いたします。
基本情報
こちらでは基本情報の変更ができます。
ビットフライヤー、コインチェックと同じく、全ての情報が丸見えになっているので、一部を※※※※※で表示するなど対策をしてほしいですね。
本人確認
本人確認書類のアップロードなどはこちらで行えます。
口座を開設したら電話番号認証は必ずしておきましょう。
メールアドレスの変更
メールアドレスの変更が行えます。
ご使用のメールアドレスが不正ログインに遭い不安な時は、パスワードを即変更することをオススメします。
セキュリティ
googleログイン設定
Googleログイン設定の解除が行えます。
もしgoogleのアカウントが何者かに不正ログインされた場合は解除した方が良いです。
パスワード変更
パスワードの変更が行えます。
パスワードの変更は月に1回、最低でも3ヶ月に1回は再設定しておきたいですね。
パスワードの強度も確認できるので「強」になるように設定することをオススメします。
秘密の質問と答え
パスワードの再発行続きのさいに「秘密の質問と答え」が求められます。
不正ログインされてもパスワードの変更を防げるので、非常に効果的です。
二段階認証設定
二段階認証の設定が可能です。
二段階認証を使う場面の設定は、細かく指定できますが、できるなら全部にチェックを入れておくことが望ましいですね。
その他の二段階認証の設定も可能です。
ログイン履歴
こちらではログイン履歴を確認できます。
見慣れないIPでログインがあったらパスワードを即変更することをオススメします。
以上ザイフのセキュリティ対策でした。
他の取引所とは違い、「秘密の質問と答え」が設定できるのがポイントです。
※仮に不正ログインされてしまい、パスワードの変更をされてしまっては自分自身がログインできなくなります。
さらにログイン時には、googleの「reCAPTCHA」を使っていることも好印象。
ザイフに関しては、他の取引所と違い不正ログインなに関する補償サービスがありませんが、その分セキュリティ対策が強固な印象です。
各社セキュリティ対策まとめ
今ではクラウドサービスが主流となり、様々なデバイスで、さらに色んな環境から自分の情報を共有することが可能になりました。
新しいサービスをはじめる度に増えていく「IDとパスワード」を管理するのがとても大変な時代です。
先ほど紹介したように、取引所ごとに不正ログイン対策を設定しておくことも非常に大切なことですが、その前にもっと大事なことがあります。それは・・・
クラウドサービスに安易に「IDとパスワード」を保存しないことです!
ウォレット作成時に発行される秘密キーのスクリーンショットを保存するなんてもっての他!
もしエバーノートやドロップボックスなどのクラウドサービスに様々なIDとパスワードを保管していて、不正にログインされてしまった場合・・・各サービスにログインされてしまうことに…。
考えるだけで恐ろしいですよね。
自分の資産は自分で守るしかありません。
自分の資産を守るためにも必ず不正ログイン対策は行っておきましょう。
以上、「ビットコインが高騰している今だからこそ改めて不正ログイン対策・セキュリティの設定を見直そう!」でした。
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