イーサリアムの買い方

仮想通貨ビットコインキャッシュ(BCC)とは?

取引認証の高速化を実現する仮想通貨ビットコインキャッシュの特徴

●ビットコインから新しく派生

ビットコイン(BTC)には以前からブロックサイズを増やそうと考えている関係者たちがいました。そして中国の大手マイナーが中心となって、2017年8月1日に新しい仮想通貨ビットコインキャッシュ(BCC)を産み出すためのビットコインのハードフォークの実行を計画したのです。

このハードフォークは「UAHF(User Activated Hard Fork)」と呼ばれ、本来は「UASF(User Activated Soft Fork)」に対抗する計画でした。

「UASF」は仮想通貨市場に「ビットコイン問題」として「ビットコインが分裂するのか?」「価値が下がるのか」など混乱をもたらしましたが、2017年7月23日に「Segwit2x」が実行され、問題は回避されたと思われました。

ところがビットコインキャッシュ側はその後もハードフォークの計画を取り止めなかったのです。これにより、ビットコインから新しくビットコインキャッシュが派生する可能性が残りました。

●ビットコインキャッシュの派生状況

□=旧ブロック
→=ハードフォーク
■=新ブロック

■■■■■■ビットコイン

…□□□□→

■■■■■■ビットコインキャッシュ

上記のように、ビットコインキャッシュはビットコインからフォーク(分岐)した仮想通貨なので、過去のブロックを全て保存しています。過去のブロックを全て保有しているので、ビットコイン現物保有者は同じ量だけビットコインキャッシュを保有することになります。10BTCを現物保有していた場合は10BCC付与されます。ただし、取引所が「このハードフォークは恒久的でない」と判断すると、ビットコインキャッシュは付与されません。

上記の図を見ると、ビットコインキャッシュのトランザクションが間違ってビットコインのブロックチェーン上で行われてしまいそうですが、ビットコインキャッシュには新しいハッシュが用いられるため、その心配はありません。

●資産が倍になるとは限らない

現物保有しているビットコインと同量のビットコインキャッシュが貰えると、資産が倍になると思ってしまいますが、実際はそうではありません。

ビットコインの価格がやや下がり、下がった分だけビットコインキャッシュに価格がつきます。仮にハードフォーク前に1BTC=30万円だとして、ハードフォーク後には1BTC=27万円・1BCC=3万円などの価格になります(2つを足して30万円ほどになる)。

あくまで一例なので、もしかしたら1BTC=17万円・1BCC=1万円と、総じて価値が下がるかもしれません。あるいは1BTC=31万円・1BCC=5万円と、総じて価値が上がるかもしれません。こればかりは実際に取引が始まってみないとわかりません。

●ビットコインキャッシュの特徴

ビットコインキャッシュはビットコインから派生しましたが、アルトコインになると思われます。また現在公開されている情報からみて、仮想通貨1.0となります。

ブロックチェーン技術・P2P分散化技術・プルーフオブワークシステムなど、これらビットコインの特徴をそのまま受け継ぐとされます。

そしてビットコインをベースに、いくつかの機能が加わりますが、主な3つは、
1.ビットコインキャッシュのブロックサイズが最大8MBまで増加
2.リプレイアンドワイプアウトプロテクションにより2つの仮想通貨の安全な共存が可能になる
3.新しいトランザクションタイプになり、ハードウェアウォレットの安全性が向上
…となります。

ちなみに、ビットコインキャッシュの開発チームには、ビットコインの開発チームはひとりもいないとされます。

そして今や仮想通貨の常識となりましたが、ビットコインキャッシュには特定の国家や銀行にはいっさい依存していません。つまり管理者のいない通貨になります。

●取引の認証がスピーディになる

ビットコインは以前からブロックサイズが小さいために、トランザクションの認証スピードが遅いと言われていました。

もっとも、仮想通貨が登場する以前は海外送金に数日を必要としたので、それを思えば1時間くらい送金に時間がかかっても問題はありません。とは言え、銀行ならそれでも良いでしょうが、例えばスターバックスでコーヒー1杯買うのに10分も待たされたら困ります。

そこで、ビットコインの認証スピードを上げるために、ブロックサイズをどうするかが議論され続けていたのです。いくつかある議論のうち、ビットコインキャッシュを派生させようと考える集団が現れ、ビットコインにハードフォークという名のアップデートを行い、ブロックサイズの上限を8MBに増やそうとしたのです。

トランザクションの認証スピードが上がることで、かかる手数料も安くなり、取引量も増えるとされます。これにより、トレードでの値動きがビットコインと合わせてさらに大きくなる可能性もあります。

●市場関係者の反応と将来性

ビットコインキャッシュに対する市場関係者の反応ですが、保有者や投資家が気になるのは仮想通貨取引所の反応です。こちらはビットコイン保有者の資産保護を最重要と考えていて、保護するために取引所のサービスを一時停止にするなどの対策をしています。

取引所ではビットコインキャッシュの扱いに関して、恒久的な通貨として確認が取れるまでは多くを語らないといった雰囲気です。

さらに気になるのはビットコインキャッシュの将来性です。

過去にイーサリアム(ETH)からイーサリアムクラシック(ETC)が派生したときには、大して価値は上がらないと思われていました。ところが蓋を開けてみれば、今や1ETC=1,530円ほどになっています(2017年7月30日時点)。

イーサリアムクラシックの成功をみると、ビットコインキャッシュも致命的なバグが発見されない限りはそれなりに価値は上がりそうですが、やはり取引が始まらないことには何とも言えません。

それなりに需要があれば、日本の仮想通貨取引所でも取り扱いが始まると思われます。可能性があるところでは、豊富なアルトコインの取り扱いで有名な「コインチェック(coincheck)」、アルトコインの扱いが増えつつある「ビットフライヤー(bitFlyer)」あたりでしょうか。売買してみたい方は、口座を開設しても良いかもしれません。

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